1999年12月10日 Comment 0 RED CRAB 波が来て卵を海に放出する瞬間。 不思議なのは、それまで硬かった卵の塊が、海水に触れた途端にパラパラと崩れて海に流れていく事だ。 クリスマス島tourism association HP クリスマス島で一番有名なのがこの赤ガニの一斉産卵だ。 普段はジャングルの中に穴を掘って生活している赤ガニたちは、11月下旬頃になると一斉に海を目指す。 その数12億匹。カニのグループが道路にさしかかると道路は真っ赤になります。 悲しいのが、地上を埋め尽くす赤ガニたちを殺さずに人が生活するのはほとんど不可能だということ。 移動の後、道には車やバイクで踏み潰された多くのカニの死骸が残ります。僕は自転車で轢いてしまいました。 12月終わりの三日月から新月の間、明け方に産卵が行われます。 大規模な産卵はせいぜい2日間。深夜から海沿いの崖や岩肌にびっしりと並んだ雌ガニが、一斉に海に入りだすのがすごい。 波が来て卵が水につかると、はさみを上げて全身をぶるぶると震わせて卵を送り出します。波打ち際は震えるカニだらけ。 おかげであたりの海水はピンク色に染まります。 4WDを降りてジャングルの中を20分ほど歩いて行けるなんとかビーチには毎年どこかのテレビクルーが来ている。 僕がいたときはBBCとアイマックスがきていて、アイマックスの荷物運びのバイトをした覚えがある。一晩で100A$。かなり助かりました。