2011年1月17日 Comment 0 人はすぐに忘れてしまう 湾岸戦争の開戦から20年。20年前、暗闇に緑の光線が何個も光っている湾岸戦争の映像を、 中学生のわたしは現実感なく見ていた。戦争がはじまったんだ、と。 「人は怖かったことや悲しかったことをなぜかすぐに忘れてしまう。」 ラビラビのあずみさんに9.11のインタビューをしたときに、言っていた言葉。 ハイチの地震からも1年が経つし、つい最近おきた災害も。 「今はno more hirosima,nagasakiと言うより、remember hiroshima, remember nagasaki 」 と言いたいというオノヨーコの新聞記事。 そう人はすぐに忘れてしまうんだ。 だけど、ずっと他人の痛みを共有できる自分でありたいと思う。(a) 一方で、今日は阪神淡路大震災から16年だった事も付け加えたい。 震災を体験した方たちは未だに起こったことを肯定できないかもしれない。 大切な人を失った方は特に。 悲惨な思い出を忘れたくても忘れられない人がいるなかで、 世間はすぐに忘れ去ってしまうのもまた確かだ。 湾岸戦争も同じではないだろうか。 “remember pearl harbor”という言葉もある。 オノ・ヨーコの言葉は単純にも捉えられるけれど、 言葉を誰よりも深読みできる彼女のことだ、 rememberの意味をもう一度考えさせられる。(t)