すべてのささいな事柄

きのうの夜こーじまちゃんが出かけていたので「すべてのささいな事柄」を観た。
精神病の療養施設の年に一度行われる演劇のイベントまでの記録。
静寂の中で狂人が呟く一言。
多分3ヶ月間くらいの撮影期間だったろう。イベントのあと、また静寂が戻り、日常が始まる。
主人公的存在の患者が最後に外の社会へメッセージを贈る。
「体の具合を見てもらうのに医者には相談しない事!」
なぜこれがエンタテイメントとして成立するのか。ニコラ・フィリベール監督の作品は、いつも閉ざされた世界を題材としている。
ろう学校、寒村の小学校、そして今回の精神病療養施設。次回も同じ手法でいくのか。
編集的には、トランジション一切無し、次のシーンの画を突然3~4秒挿入する、カットの間でオーディオだけかぶらせる、
など前作「音のない世界で」と同じ。
技術的には、音がとてもいい。カメラワークがとても落ち着いている、速いズームなど一度しかなかった。それもカメラマンが
無意識にやってしまったもののようだ。風景などもズームなし、人の動きを追う時だけわずかにある程度だ。

Category:DIARY

長野県佐久市望月在住。フリーランスのWEBデザイナー、WEBディレクター、グラフィックデザイナー。動物が好きでベジタリアン。ヨガと瞑想が日課のヨガ修行者。

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