自然農

自然農というと私は、100以上のあらゆる野菜の種を泥団子にして、
大地に植えて、あとはそのままにして育てる(雑草抜かないし、水やりもしない)
というものだと思っていたが、どうやら他の方法もあるようだ。
先日、自然農をやっている友人のりちゃんと話す機会があり、
私が知っていた泥団子は福岡式と言われる自然農の方法で、他に川口式というのがあるのを
知った。のりちゃんもその川口式で実際に畑をしている。
種をまいたらそのままのイメージの自然農だったが、川口式は場合によっては
雑草を刈る事もあるし、種をそのまま土に蒔くのではなく、育用ポット(発芽して定植させるまでの間の苗床)を使う事もある。
まあ雑草を刈るといっても、必要最低限。つまり、作物より高くなっている雑草を
刈るだけだ。
自然農の方式は他にもあるようだが、共通しているのは、肥料や農薬を使わず、
虫や雑草をできる限り傷つけないこと。
思うに、農薬や肥料を使った土地では微生物は住みづらくなり、
それを食べ物としている小さい虫たちもいなくなる。
肥料で作物は早く大きくなるが、肥料を作物に吸い取られた土地は、
栄養が少なくなり、やはりまた肥料を入れなければ作物が
育たない。
逆に、農薬や肥料を使わない土地は微生物が住みついていて、
それを食べる虫(みみずなど)がいてふかふかとした良い土になる。
野菜の育つスピードは肥料を与える時に比べると
遅いだろう。だけどそれは自然のサイクルに則した生長をしているといえる。
そして実際、野菜は育つのだそうだ。その土地に則したものというのが
あるようだが、ちゃんと立派なジャガイモや、インゲンマメなどが
収穫できたそうだ。
自然農は人間が、自然を支配するというのではなく、慎ましく使わせていただいている感じがする。
自然との共存を考えた場合、自然農は理想的な農業と言えるかもしれない。

Category:GARDENING

長野県佐久市望月在住。フリーランスのWEBデザイナー、WEBディレクター、グラフィックデザイナー。動物が好きでベジタリアン。ヨガと瞑想が日課のヨガ修行者。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です