2008年9月19日 Comment 0 自然農 自然農というと私は、100以上のあらゆる野菜の種を泥団子にして、 大地に植えて、あとはそのままにして育てる(雑草抜かないし、水やりもしない) というものだと思っていたが、どうやら他の方法もあるようだ。 先日、自然農をやっている友人のりちゃんと話す機会があり、 私が知っていた泥団子は福岡式と言われる自然農の方法で、他に川口式というのがあるのを 知った。のりちゃんもその川口式で実際に畑をしている。 種をまいたらそのままのイメージの自然農だったが、川口式は場合によっては 雑草を刈る事もあるし、種をそのまま土に蒔くのではなく、育用ポット(発芽して定植させるまでの間の苗床)を使う事もある。 まあ雑草を刈るといっても、必要最低限。つまり、作物より高くなっている雑草を 刈るだけだ。 自然農の方式は他にもあるようだが、共通しているのは、肥料や農薬を使わず、 虫や雑草をできる限り傷つけないこと。 思うに、農薬や肥料を使った土地では微生物は住みづらくなり、 それを食べ物としている小さい虫たちもいなくなる。 肥料で作物は早く大きくなるが、肥料を作物に吸い取られた土地は、 栄養が少なくなり、やはりまた肥料を入れなければ作物が 育たない。 逆に、農薬や肥料を使わない土地は微生物が住みついていて、 それを食べる虫(みみずなど)がいてふかふかとした良い土になる。 野菜の育つスピードは肥料を与える時に比べると 遅いだろう。だけどそれは自然のサイクルに則した生長をしているといえる。 そして実際、野菜は育つのだそうだ。その土地に則したものというのが あるようだが、ちゃんと立派なジャガイモや、インゲンマメなどが 収穫できたそうだ。 自然農は人間が、自然を支配するというのではなく、慎ましく使わせていただいている感じがする。 自然との共存を考えた場合、自然農は理想的な農業と言えるかもしれない。