地球環境問題について思う事

風邪をひきましたが、ベッドの中で考えました。
ちょうど目黒に住み始めた5年前から環境に対して個人的にできる事はだんだんとやってきました。
ゴミのリサイクル、無駄なものは買わない、節電など。
こういう生活に慣れると、意識の低い人たちやそういった逆行する出来事にびっくりする事も
多いです。
それが自分の親だったりするのだけど、やはり(もう持っているのに)新しい製品をどんどん買って、
それがいい生活だという認識の人はまだまだ多いんじゃないかと思う。本物の毛皮だという事を
いかにも良い事のように話すバラエティー番組、ショッピング番組もそうだし、大排気量の車も沢山
見る。よく、車を運転する人は、自分はその分ガソリン税などの税金を沢山払っているんだから、むしろ環境に貢献しているんだ、なんて聞くけれど、もうそんな事言ってる場合じゃない状況になっているんだと言う事がわかっていないんです。税金を払ってくれてもいいけれど、とにかく排出を止めないといけない状況なんです。
ヨーロッパ旅行に向かう機内でスェーデンのドキュメンタリーを見ましたが、その中で、じゃあどうすればいいのか、という問いに、「飛行機などに乗らない事だ」という回答がありました。みんな飛行機に乗ってこれから旅行なんかで楽しもうっていう時に、結構これはキツいなと思いましたが、やっぱり問題なんです。ジェット燃料が石油由来なのが。あまり日本でそういう人を見ませんが、10年前にスイス人が移動以外で例えばスカイダイビングなどで飛行機を使うのは反対だ、と言っていました、その時の僕は環境問題に無知だったので、「考え過ぎでは」と感じていました。
僕は飛行機は当面禁止してもいいと思います、輸送も含めて。そうすると、大変な事になる
とみんな言うでしょうが、別に大した事にはならないと思います、今地球に起きている事に
比べれば。会社が倒産したり、物資不足や経済がパニックになったり、それでも、なんとか
やっていけばいいと思います。ただ、「禁止してもいい」ではなくて、「禁止しないといけない」
まで言えないと実行できないでしょうね。自家用車もガソリン車禁止。プラスチック一部禁止に
なれば、林業が復活するでしょう。物価は上がるでしょうが、仕方のない事です。
一つの物を買ったら、長く大切に使うんです。
ただこういう、物を買ったり捨てたりに後ろめたさがあったり、旅行も移動も生活すべて
CO2排出に関わっている今の状況は変わると信じています。ただ、変わるのが非常に遅いなと
感じています。もし、ゴミを出しても、飛行機に乗っても、それがほとんど環境に悪い
影響を与えないという社会が実現したなら、みんな何をするにもポジティブになれると思う。
ここ10年で、電気がクリーンエネルギーになり切れなかったことが痛手ですが、原子力に
変わる方法が必要です。ただ、そうすると、持続可能にエネルギーを使うには制限があるんだな
という事がよくわかってくると思います。今までは石油を燃やせば燃やすだけ、エネルギー
が得られた訳ですが(ただいつ石油が終わるのかはわからない)、地熱や太陽熱、風力
潮力そういったものを使いだすと、一日に利用できるエネルギーはこれだけだなと、明確に
わかると思います。ある意味、自分の体と同じです。自分が一日にどれだけ歩く事が出来るのか
知っている人は少ないと思いますが、確実にそういうのはあります。
そういう事を知っているのは重要だと思います。

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