2005年12月8日 Comment 0 玄米ご飯 玄米ご飯を食べるようになって2年以上経つ。 きっかけはKo-jimaさんが玄米食だったことだが、玄米のほう が腹持ちがいいという話を聞いて大食漢の僕も興味を持ったのだった。 玄米は現在ではヘルシー志向の食材なので普通の食品店では 白米よりもはるかに値段が高い。そのころから僕らは大変な貧乏 だったのでそのような高級な玄米は全然買う気にもならなかったが、 まれに商品名すら書いてないような安価な玄米がユネスコ五本木 店にあったので、そういうものを買ったりしていた。 別にぬか臭さが苦手という訳ではなかったので、炊いたときの強い 匂いも気にならなかったし、プチプチとした歯ざわりと噛み応えの あるのもかえって新しく、おいしいと思って食べ続けていた。 しかし僕にとって肝心の腹持ちのよさは、そんなに実感すること はなかった。おそらく、僕の消化がものすごく良いためだろうと思う。 炊き方はいたって簡単で、白米と一緒である。ただ、米を研ぐのは 玄米の場合、意味がない気がするので研ぐというよりもすすぐ感じ に近い。それと、水は普通の1割増し位で炊いている。玄米食につい て書かれているものを読むと、白米と3:1で配合するとか、圧力釜 を使うとか、水加減は失敗しやすいとか書かれているが、そんなに 大袈裟なことは別に必要でない気がする。まあ、味にこだわれば 圧力釜もいいのではないかという、白米と同じことだ。水加減に ついては白米よりいい加減でも失敗がないと思う。水が多かったら 米の周りが水っぽくなるだけで、白米のように水を吸いすぎて 粥のようにぐちゃぐちゃになってしまうことはないと思う。 釜を開けて、もうもうと蒸気が立つのを切るようによく混ぜてやれば 水気は飛んでしまう。 水はいつも多めに炊いているので、未だ水が少な過ぎたことはない。 たまに実家に帰って普通の白米をいただくと、もっちりと甘い のが殊更に感じられる。甘いものが好きな僕はそのまま噛み 続けたいような気にさえなる。安い玄米を買うと、脱穀が十分に 行われていないようで、たまに硬い殻付きの米粒があり、殻を口 から出さなければならない。別に食べてもいいのだろうけど、 なんだか消化に悪い気がして、それだけは出してしまう。 先日友達の順子さんと話したら、順子さんは腸など消化器官 が弱まっていて、玄米を食べたら調子が悪くなってしまい、 医者には玄米など食べないように言われたという。そういう人 もいるのだ。 1年ほど前から、実家のある田舎のお店では玄米を白米と同 じ値段で売っているのでそれを買ったりしている。田舎では 玄米を購入し、少しづつ精米する人も多い。そのほうが米が 痛まないので美味しいらしい。農協や至る所に大型の精米機が あり、精米も楽だ。そういう、精米して食べるための玄米は、 ヘルシーフード用の玄米とちがって脱穀が完全ではないらしい。 玄米には必須アミノ酸が豊富に含まれるとか、食物繊維や、 ビタミン、ミネラルが多いとか言われるらしいが、僕は恥ずかしい ことにあまり詳しくない。でも、二人で暮らしていると(一人だと 尚更だろうけれど)摂取する食品の種類がどうしても少なく なってしまうのだが、玄米のおかげでそんなに後ろめたく感じる ことはない。ko-jimaさんの影響で始まった玄米生活だが、 いい習慣かと思う。。