フッ素コーティング

Yahooニュースにも出たフッ素化合物汚染。記事ではいかにも米軍基地がいちばんの汚染源のように書いているが、汚染地域を記したマップによれば、沖縄2100ngの倍以上の値で汚染されているのが大阪市5500ng、これはビデオニュースでも報じられた○イキンの工場と関係があるのではないだろうか。
TANSAでも記事になっていた。
TANSA


フッ素化合物はとても安定した物質で、人体でも環境中でもなかなか分解されない。そして人体に入るとなかなか体外に排出されないのも特徴だ。毒性も明らかで、癌を始め色々な病気を引き起こす。フッ素化合物でのコーティングは誰もが知っているフライパンそしてシャンプー、歯磨き粉、そして半導体製造装置など、工業生産にも使われているという。シャンプーや歯磨き粉というのは洗い流すものなので、フッ素化合物が下水に流されることになる。そして下水が処理施設に行けばそこでは分解されないので下水汚泥のながに残留することになる。化学肥料高騰で注目を浴びている下水処理施設の汚泥を農業の肥料に使うという考え(もうすでに昔から農業に使われているが)、そこに含まれる重金属の処理はよく話題になるがフッ素化合物のことは議論されていない。環境中に出たフッ素化合物はほとんど分解されず、生物に吸収されやすく、体外に排出されにくいので、魚や野生動物、あらゆる動物の体内に溜まっていくだろう。去年あたりにずいぶん話題になったマイクロプラスティックよりも、悪い影響があるのではないか。プラスチックも分解されにくいが、微生物でゆっくり分解されることがわかっている。フッ素化合物は半導体製造装置にも使われているようで、なくてはならない技術なのかもしれないが、少なくとも一般家庭でフッ素コーティングのフライパンは、必須なものではないと思う。うちでも10年以上前から鉄のフライパンに移行している。しかもコーティングされていない鉄のフライパンのほうが、料理中に必要な栄養素である鉄が溶け出すので、栄養バランスも良くなる。使い込むほどに味が出て、いつも調子の良い鉄のフライパンのほうが、どんどんコーティング状態の悪くなるテフロンのフライパンを使うよりも気分が良いと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です