2005年4月2日 Comment 0 リマ(LIMA)→クスコ(CUSCO) ブラジルに入国するのに一番厄介なビザ問題を回避するのも含めてモントリオールからペルーに飛んだわけだが、ブラジルビザをペルーで取るかボリビアで取るかは まだ選択の余地があった。 ボリビアのラパスでは簡単に取れそうな情報が入っていたので、リマではどうかと一応大使館に行って調べてみた。 用意するものは、パスポートのコピー、写真2枚、黄熱病の予防接種証明(イエローカード)、US$50で、3日間(ワーキングデー)。 窓口は10時~14時。予防接種は約64sol($20)。高いか安いかわからなかったけど、時間があったのでとりあえず受けておいた(要パスポート)。 クスコやボリビアではただやもっと安くで受けられるというのはその後知ったが、清潔な病院で、安心して予防接種を受けることができた。 リマの街はさすが人口1200万の大都市、活気があふれていて、幹線道路ではコレクティボと呼ばれる乗り合いバスの車掌がそこらじゅうで乗客の呼び込みに叫んでる。 運賃は正式には1.2solらしいが、みんな1solしか払わない。 行き先は基本的にバスに書かれているが、違うこともあるので車掌に確認して乗らないといけない。 僕らは予防接種の帰り道、 ちょっと違う方向のバスに乗ってしまったが、ほかの乗客が少なかったため、行きたい所を告げると路線を少し変更してくれたみたいだった。 リマからの主要なバス会社はCievaとFlowerがある。僕らは偶然見つけたCieva社のほうで一等のチケットを買った。 リマ16:30出発、クスコ翌日昼12:30到着予定の20時間のバス移動だ。75sol($23.4)。途中標高4000Mを何度か超えていくらしいので、高山病の心配もある。 通常は近場のナスカなどに寄ってから行くのだが早くボリビアに行きたいのでちょっと大丈夫か心配だったけど、一気に行くことにした。 ペンションイバラのおばちゃんに作ってもらったサンドイッチとセントロの大きいスーパーMETROで買った食材・お菓子を持ってバスに乗り込んだ。 なんか食事がつくようなことを言っていたが、はっきりとはわからなかったので、少しすくなめの量にしたのだがやはり食事つきだった。かなりショボイけど。 夜中すぎ、どんどん高所に上がっていって、気分が悪くなる客が続出。ペルー人の客がほとんどだと思ったが、僕達より高度順応はできないようだ。 しかし朝になって4000M地帯をうろうろするようになると、とうとう僕らもきつくなってしまい、トイレなどに行こうとするととたんに頭痛や気分が悪くなったりした。 それとうらはらに窓の景色はすばらしかった。どこまでもなだらかに続く丘陵地帯や、遠くにアンデスの高峰。お花畑にインディオの家々など、 途中下車して歩いてみたいところが沢山あった。 後で気づいたが、おばちゃんの作ってくれたサンドイッチにマスタードをかけてもらったのだが、古いマヨネーズやマスタードはかなり危険らしい。 これが原因だったのかもしれない。 標高3400Mのクスコに2時間遅れで到着したときにはもう気持ち悪くはなかったが大分疲れてしまった。もうこんな長距離の移動はよそうと思う。(文・伊藤) ○私達の南米横断旅行の記録は、TransAmericaから。交通手段、安宿情報もあります。