2006年12月3日 Comment 0 koumaniya→訂正koumoriya 駒沢通りにたまにしか開いてない雑貨屋さんがある。 その名はkoumaniya→訂正koumoriya。 ここを最初に見つけたのはこーじまで、急須セットを買ってきた。 なんでも商品全てが陳列されている訳ではなく、店主と話していると それじゃあこういうのはどうかと、奥から出されたものらしい。 急須とカップ2つのセットなのだが、三つが全てぴったり重ねられるデザインになっている、 とても変わったものだ。以来4年間ずっと愛用してきたが、どんな由来のものなのか、メーカーなど については知るところがなかった。 今日、珍しくそのお店が開いている様子だったので久々に寄ってみた。 店内は狭いが、客の行けない奥の方にも2階にも品物が陳列してある。 流行りの北欧や東欧の雑貨ばかりを置いてある店とは違い、日本の雑貨がほとんどで、 なんだか独特の雰囲気だ。最近はこの周辺にも中目黒辺りから雑貨屋/インテリアショップが 進出してきて、隣近所は流行りのツボを押さえたようなお店なのに、このkoumaniya→訂正koumoriyaだけが 独特の落ち着いた雰囲気を醸し出している。店主さんにはもしかすると骨董の趣味もあるの かもしれない。 こーじまは丁度母の誕生日になにかプレゼントを探していて、朱色と白の対比がモダンな コーヒーカップを見つけた。裏にChina と書いてあるのだが、店主は昔の 日本の陶器はよくChinaと書いてあって、これは日本製だという事を説明してくれた。 また、昔ここで買った急須のセットも良く覚えていてくれて、あれは北欧のデザインを学んだ 知山のものだと教えてくれた。なるほどヨーロッパ的な形なのに日本を感じさせるものだった訳だ。 ウェブの情報では安藤知山のことを良くまとめているところがなかったけれど、 1950年頃の陶器の世界では柿右衛門と並ぶほどの陶芸家だったようだ。 今回買ったこのカップの話は聞けなかったが、追々わかったら良いと思う。