2013年3月2日 Comment 0 #chennai Ⅱ – india trip 2013 – 布を20枚くらい店先に吊るしているだけの店。これで暮らしているというのか チェンナイでもう一つ良かったのが、「オート」でないリキシャが朝夕はたくさん走っていて、それらはたいてい、おじちゃんのドライバーが小学生の通学用にリキシャを走らせているのだった。四人の小学生が一緒に乗ってリキシャで通学している光景は、なんとなく感慨深くさせるものがあった。 旅行者がリキシャに乗ると必ず法外な値段をふっかけられるので、リキシャを利用する時には結構がんばらないといけないのに、小学生達はあまりにも日常として使っている。そして喧噪渦巻くインドの道路にありながら、おじいちゃんの漕ぐゆっくりとしたリキシャのスピードで、毎日を守られながら過ごしている小学生の生活の上質さを僕は考えてしまう。こんな時代は長く続かないだろう。世はグローバリズムだし、新自由主義だ。 個人サイズの店が軒を連ねているのは、インド中そうなのだけれど、これもすごいことだ。八百屋、バナナ屋、サンダル屋、テーラー、豆屋というふうに、細かく専門化して一人で営業してる店がほとんどといっていい。 またタイヤ屋街、パイプ屋街、バイクの修理屋街、などのようにそれぞれが専門街を作っている。便利なのかもしれないが、品揃えも値段も全く同じ店がずっと並んでいたら、ある意味無駄だなあとも思う。左の写真の工房はバイクの何かの部品を作っているらしい(セルモーターだったかな)。ものすごい重そうなハンダごて。これを持っているだけで疲れそうだ。このあたりにはこれと同じ作業をしている工房が10軒以上あった。