2005年4月20日 Comments 4 Brazilian Music in RIO リオを歩いていてボサノバを聴く機会は思ったより少ない。ローカルがいくバーはたくさんあるが、店で音楽をかけている事はまれだし、客が興に乗って演奏する音楽は サンバはブラジリアンポップ(?だと思う)が多いようだ。それはそれでいいのだが、僕たちはボサノバやブラジリアンジャズなど、俗に言うブラジリアンサウンド に触れたかったので、欲求不満がたまっていた。調べて行ったのは「イパネマの娘」がアントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトによって作られた、 今はレストランがある場所の隣にあるヴィシニウス・バーだった。 ボサノバファンには伝説的な場所であるらしいが、はっきり言って僕にはそんなことはどうでも良かった。なぜならイパネマの娘は世界的にボサノバがヒットした最初の曲 というだけでそれ以前にもボサノバは存在していたし、そんな記念碑的なところよりも現在音楽が生まれている場所に行きたかった。 最初ヴィシニウス・バーについてはそんなに知らずに、ボサノバの聴ける場所ということでチェックしに行ったのだが、これが入場料は観光客用に高い(約1700円)し、 その上レストランなので食事をしながらでないといけない。これではブラジルに息づいているいるボサノバ、という気がしないので 入るのは遠慮しておいた。もっとカジュアルに聴ける場所を期待していたのだ。 しかし今日、宿のそばにModern Soundというレコードショップがあり、CDでも探しに入ったところ、ここがとんでもなくいいところだったのでにんまりしてしまった。 比較的大きなレコードショップで(リオで見た中ではかなり大きい)、中にレストラン・バーがあり、その中にライブスペースがある。 壁などなく全てつながった空間なのでCDを選びながらライブミュージックを聞くことができる。CDのセレクトも独自で、メジャーどころは全てカバーしつつも ブラジリアン、ジャズ、エレクトロなど深い。 この右側のスペースにレストランバーがある。 ここで演奏されていた曲はボーカル付きのブラジリアンジャズやスタンダードなジョアンなどのボッサをアレンジしたもので、バンドはお昼すぎから夜の8時まで演奏していた。 リオのミュージシャンが集まり、ドラムス、ボーカル、ピアノ、ベースが基本で、フルートやサックスが加わったりしていた。その場でアレンジしつつのセッションだったので こちらも、このあとどうなるんだろう、とドキドキ。最高でした。僕はビール・こーじまはカフェを飲みながら楽しみました。 ステージと客が近く、出番を待っているミュージシャンと飲みながら気軽に話しのできる雰囲気もいい。 ベーシスト、ピアノ、ボーカルは地元で超有名な人みたいだったが、勉強不足で僕らは全く知らなかった。 ちなみにリオで手っ取り早く地元音楽の情報を集めたい人はMAKOという日本人女性に連絡を取るといいかもしれない。僕らはお世話にならなかったが相談には 乗ってくれるはずだし、音楽ガイド・ツアーもやっている。 ○私達の南米横断旅行の記録は、TransAmericaから。交通手段、安宿情報もあります。