2009年7月19日 Comment 0 オキナワ ー基地ー 3 UAのくくるがFUJIROCK FES ’09にて上映されるそうです。 上映会形式でしか見る事ができない、貴重な映像だと思います。 私はたまたま近くのカフェで見る事ができましたが、 沖縄で起こっていることを知るチャンスにもなると思うので是非〜。 7月25日(土)FUJIROCK FES ’09 富士映劇にて。アウトドアの河原で上映会です。 (写真:高江にて) で、高江行って来ましたよ〜。6日間の旅でしたが、なんだか2週間ぐらいに感じる 長いものでした。あるラジオで言ってましたが、子供の頃時間が長いのは沢山感動し発見するから だそうです。そういう意味では沢山の感情がわき起こり、オキナワについて知らなかったことが見えてきた旅でもありました。 高江はこの前もこのブログで触れましたが、やんばるといって自然が豊かな場所で、160人が厳かに生活している場所です。その村をとりかこんでしまう場所にヘリパットの移設が決定しています。それに対して座り込みという手段によって、意思ある人々が2007年から反対運動をしています。 実際行って見てわかったのは、ほんとうにすばらしい数少ない原生林の森だということです。 屋久島のような知名度はないけれども、自然環境だけを見れば日本が誇れる森です。そんなところで、戦うために訓練を行わなければならないー米軍基地があるーというのは悲惨な事実です。そしてさらに、ヘリパットの移設。 簡単に説明するとヘリパットは20カ所すでにあるのですが、北側にある訓練所を返還するのでそのかわりに、そこにあった7個のヘリパットを南側に集めるということだそうです。おかしいですね。はい、気がつきますよね、普通に。「軍事拡大」のための提案だって。お弁当で、梅干しあげるからシャケよこせと言われているようなものです。話のレベルはちがうけど。 次に、実際に座り込みや反対運動で動いている人間がたったの6世帯であるということ。 6世帯のうち半分が内地や那覇などからやってきた人たちであること。その人たちが懸命にまちがったことをまちがっていると勇気をもって平和的に抵抗していること。 ちなみに、なぜその他の住民が反対運動しないのかは、まず村長がヘリパット移設の容認派(まあ、OKだと言っている)であること、そして住民が高齢化していて反対運動への体力(気力)がないからなどだそうです。 しかし勇気づけられるのは実際その6世帯と少数の応援によって、2007年夏以降実質的な工事が 食い止められているのはすごいことだと思います。DVDで後日実際の様子を見ました。 工事業者が来るところを10人そこらで並んでゲートをふさいでいました。 問題はつねに住民側(反対運動側)が話し合いを求めているのに、 それに工事業者、村、県、国は応じていないのです。それどころか今年に入り、 国が住民を交通妨害として住民を訴えているのです。 最後の手段として座り込みを選んでいるのにこれはとても汚いことだと憤りを感じざるを得ません。 こういう高江のような本島から離れた沖縄でさらに那覇市から離れた観光でも有名ではない地域に淡々とヘリパッドは作られて、豊かな森が軍事利用され、そこから兵士が戦争へ向かうのです。数人の住民は今まで暮らしてきた土地を去るか、騒音や、ヘリの事故に不安を抱えながら生きて行くのでしょう。だけど、誰も気がつかない。なぜなら那覇じゃないし、東京じゃないから。 それは汚い方法だと思います。だからもっとみんな、集団やシステムに乗っていくのではなくて、 自分の目で感覚で、沖縄を見てみてほしいと思います。 そして最後に、現地で座り込みなどの運動をしている人たちが本気で助けて欲しいと最後のS.O.Sを 出したとき、明日にでも私たちは、助けに向かわなければならないのだと思うのです。 -文ko-jima