2005年8月3日 Comment 0 続・7/15波照間へ 西浜(イリハマ)の浅瀬にはコバンアジが泳ぎ、水深が深くなるにつれて少しサンゴが現れる ようになった。 しかしゆっくりゆっくりと深くなっていき、沖に300~400m出てもまだ7m位の水深だった。 真っ白な海底の砂とクリスタルのような水の透明度で、海の中にも光があふれ、二つの世界を 分ける水面という透明な薄い膜がなだらかに揺れながらきらきらと輝くのがほんとうに綺麗だった。 若いサンゴが見え始めたけれど、やはり綺麗なのは白くてきめの細かい砂地の水底だ。 その上を砂を巻き上げるすれすれにずっと泳いでいったり、仰向けになって水面の向こうの白い雲を 見つめたり。 砂時計の砂よりも随分ときめの細かい白砂を一握掴んで、するすると一筋にこぼしてみる。 Ko-jimaさんは日焼け止めを塗っているにもかかわらず黒島でひどい日焼けをしてしまったの で今日はズボンをそのまま穿いて海に入ってもらった。それでも白い生地を通してまた日焼け をしてしまっていた。夕方もとてもきれいだった。明日夜から未明にかけて、台風が最接近す るというのが嘘のようだ、この台風は西からではなく東から来るのだが。 夜は島唯一の観光施設(と言ってもいいだろう)、星空観測タワーは入場200円でプラネタリ ウムと天体望遠鏡を館員の解説つきでのぞかせてくれる。波照間まで行っておいてなんだ が、月のクローズアップの明るさ、綺麗さに感動した。サザンクロスは6月までしか見えない。 星空観測タワーは島のはずれにあり、まあまあ大きい島なので自転車で行くのが大変だっ た。街灯もないので半月の月明かりを頼りに一面のさとうきび畑を音もなく行く。 月の不思議な光で、遠くの畑のほうまでふんわりと見える。 月に雲がかかると突然真っ暗になって、進めなくなってしまう。 なんだか印象に残る旅行になりそうだ、とKo-jimaさんが言った。